治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.57|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 50代 男性

これまでの患者様の経過について

 29年前、転落し圧迫骨折。

 1か月ほどコルセットを巻き安静。

 主に腰痛。

 改善目的で来院。

治療前の症状について

 同じ姿勢で長時間の座位、歩き始め、動き始め、

 上り坂を走る際、痛む。

 趣味の運動による下肢の痛み。腰を同じ姿勢にすると、まれにしびれ発症。

 かがむ際は痛む。

 

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い9735

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛み、部分-腰、下肢

 前屈:腰痛あり

 後屈:かなり曲げると腰痛あり

 圧痛点:左右L3/4、右L4/5、左右L5/s

 ラセーグ:左45度陽性

 咳、くしゃみ:増悪なし

 

・日常動作

 デスクワーク。2年前から運動を始める。

 中腰姿勢などはやや困難だが、洗顔動作は容易。

 

画像及び所見について

 

  • L1/2-椎間板変性、左椎間関節炎
  • L2/3-椎間板軽度変性、ヘルニア後、右椎間関節炎
  • L4/5-椎間板変性、膨隆、両側椎間関節炎
  • L4-圧迫骨折

 以上のことが画像上認められます。

・L2/3,4/5のヘルニア後、膨隆による脊柱管の圧排、主症状の原因の可能性が高い。

 L1/2は予防的側面から

 

治療について

患者様と相談の元、L1/2,2/3,4/5にセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

治療は35分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,870,000円/6箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長